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2006年8月21日月曜日

2006年度センター試験ネコ学1B速報



イラストでみる猫学
例年通り、大問1は実技、大問2は文系分野、大問3は理系分野からの出題であった。
大問1

(1)は「50㎝の距離から生後1ヶ月のアメリカンショートヘアを3分間見つつ、心拍数の上昇を5%以内に抑えよ」という課題であった。受験生が最初に挑む問題としてはハード過ぎたのではないか。
(3)は2年連続で雌ネコの鳴きまね法からの出題であった。
(5)の「15分以内に指定の公園から黒ネコを2匹捕獲せよ」という課題は易問であるが、(4)までに集中力を使い切った受験生にとっては辛かったかもしれない。

大問2

(1)は世界史からの出題。古代エジプトでのスフィンクス信仰を理解していれば容易に解答できたはずだ。
(2)は英語の空欄補充であるが、"Kitty"と"Kitten"の区別が付きにくく、難問であった。
(3)は現代文の正誤問題。選択肢④の「マタタビの名前の由来は、疲れた時にマタタビの実を食すると再び旅ができることから」が正解である。

大問3

(2)は4年連続で運動力学からの出題であった。机上の跳躍点Aからの放射角θ=45°が解ければ易しい。
(4)では「三毛ネコの色斑遺伝」が出題されたが、明らかにネコ学1Bの範囲外であり、不適当な設問である。
(5)は閉鎖系におけるネコの実験考察問題であるが、タンパク質が主たる構成成分がであることを知っていれば、食されたネズミがペプシンにより分解されたことは容易に推論できただろう。

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2006年7月13日木曜日

春猫秋冬



僕は卓子(テーブル)の上に、
黒猫のほかにはなんにも載せないで、
毎日々々、ジッとそいつを見詰めてゐた。
いや、そのほかに三毛と斑と、
鯖虎くらゐは載つかつてゐた。
いや、時とするとまた別の黒猫を持つて来て、
顔を埋めて(うづめて)まどろむこともあつた。
戸外(そと)では仔猫がにゃあにゃあ鳴いてゐた。
野良は垣根をくぐつて、腹を空かせたのがよく迷い込んだ。
思ひなく、日なく月なく時は過ぎ、
とある朝、僕は死んでゐた。
卓子に伏した僕の身体(からだ)は、
やがて猫たちによつて瞬く間に平らげられた。
――さつぱりとした。さつぱりとした。

(原文:中原中也『夏』
中原中也詩集中原中也詩集
中原 中也 吉田 ヒロオ


2006年2月24日金曜日

猫の定理



【問題】

直線y=kx、曲線y=x³-6x²+9xがある。0< k <9の時、直線と曲線の交点のxの座標を(0,α,β)として、(0,α)の間で直線と曲線に囲まれた面積と(α,β)の間で直線と曲線に囲まれた面積が等しいときのkの条件を求めよ。

【解答】

定数kは、0toβの∫(x³-6x²+9x-kx)dx=0
上式を積分し、1/4β²-2β+9/2-k/2=0
直線と曲線の関係式よりβ³-6β²+9β-kβ=0
両者を連立させると、β=0,4
β=0のとき解なし、β=4のときk=1
以上よりk=1

【猫の定理を用いた別解】

「にゃあ」
「にゃー」
よって猫=飼えば良いのです。