クリスマスイブですが、何の因果か東京を遠く離れ熊本にいるので、明日からの仕事の準備をしつつはてなブックマークの棚卸しをして過ごそうと思います。やり方は基本的に昨年と同じです(参照:はてなブックマーク棚卸しのススメ)。
レバレッジ・ブックマーキング
なぜブックマークに棚卸しが必要なのかというと、「たくさんあると何となく気持ちが悪いから」というただそれだけのことのような気もしますが、本田直之『レバレッジ・リーディング』という本を読んだときに、著者と自分の情報に対するスタンスが似ていることに気がつきました。本書は効率的かつ戦略的なビジネス書の読書法を示したもので、具体的には「速読ではなく多読」、「本は汚すもの」、「読み終わってから抜書きをする」といったことが挙げられていて、いつか(いつ?)ブログで紹介しようと思っていたハウツーが次から次に出てきました。
極論を言えば、100項目全てを抜き出して、1つも身につけないよりは、重要な1項目だけを抜き出して、それを実践するほうが、リターンを得られるのです。(p.111)上は抜書きノートを作成する際の注意事項ですが、ブックマーキングについても同じようなことが言えます。自分の課題や目的に合わせて、いま必要な情報を残すこと、つまりブックマークにもレバレッジをかけることによって、実生活に与える影響を最大化することができるのではないでしょうか。
棚卸しをサバイブしない優良記事
さて、はてブをはじめとしたソーシャル・ブックマークには人気投票としての機能もあるようなので、お世話になった記事のブックマークを解除するのは少なからず後ろめたさがつきまといますが、それでは棚卸しをサバイブしなかった記事がサバイブしたものより劣るかというと、全くそんなことはありません。
そもそもブックマークさせるスキを与えないサイトがいくつもあって、僕にとってその最たる例は「Going My Way」というサイトです。自分でウェブサイトを持つようになってから、何年にもわたってほぼ全ての記事を読ませていただいていますが、はてブにブックマークしたのはほんの数回のはず。
このサイトの優れている点は、ひとつには個人的に興味を持っているGoogleやFirefox、Skypeの情報が豊富なことですが、ここで取りあげたいのは、ブックマークすることによって後回しにしないですむほど具体的に、すぐに実践できるように書かれている点です。記事を読み終わってから試してみるまでの時間が短いため、結果として前述のGoogleやFirefox、Skypeの利用法はモロに影響されています。
とは言え、今年に入ってからははてなスターが登場したことによって、人気投票としての機能ははてブと使い分けが進んでいるのかもしれません。要するに今日ここで言いたかったことは、「ありがとう」、そして「嫌いにならないで」の2つです。
昨年の暮れには「500件以上あったブックマークを160件まで減らし」た、とありますが、今年は600件からのスタート。実際にやってみないとわかりませんが、400件ぐらいにしぼりたいな、と。やはり完璧を目指すとキリがないので、7-8割を目標に進めます。
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